TOEIC何点なら採用されますか？

あなたがTOEIC何点を目指すべきかは志望する航空会社によって変わってきます。

募集要項に書かれてある　【TOEIC●●点以上】　というのは、その航空会社が定めた、仕事で使える英語の最低ラインです。

たとえば　【TOEIC６００点以上】　となっていれば、TOEIC６００点あれば、うちの会社ではなんとか仕事でも使えるでしょう！　という基準なのです。

この基準は各社さまざまです。

なぜなら航空会社はその国籍や国民性、運航する路線によってもお客様の層が違います。　層が違うという事は、求められる英語力も全く違ってきます。

では、両極端な例でご説明しますね。日本の航空会社とアメリカの航空会社を比べてみましょう！！（アメリカ系は１番高度な英語力を要求されますので比較にはぴったりです）

比べてみてもこんなに違います。日系を目指す方と外資（特に米系）を目指す方では、要求されるTOEICのスコアも全然違ってきます。

私も最初は日系の航空会社に入社して、それから外資系に転職しました。

日系にいた時には、外国人のお客様も十分多いと思っていたのです。英語力もすごく高度とまではいかなくても、ソコソコ高度な英語力が必要でした。

とっところが…。外資に転職して私は思い知ったのです。外資で求められる英語力は日系とは雲泥の差でしたね…。もうそりゃ真っ青になったのを今でも覚えています。　苦笑。

ま、そんな私の思い出話はさておき。とにかく基準の英語力は身に付けましょう！

中には基準以下でも合格する方はいるけれど、最低ラインをクリアしていない状態で合格してしまうと、入社後に泣くのはあなたですよ！

厳しい会社では訓練や研修中に　「ハイさようなら！」　と解雇されてしまうことがあります。私はそういう方を大勢目にしてきました。せっかく努力して合格したのに、努力が水の泡になってしまいます。

特に米系（全ての職種）や、欧州系の海外ベースの客室乗務員を目指す方は、なんとしても最低ラインはクリアしましょうね！！

誰のためでもない、あなたのためですよ！！

それから、前のページで英検ではなくTOEICを受験するようにススメましたが、では、TOEICのスコアは英検に換算すると何級くらいなのでしょうか？？大ざっぱな表ですがご覧下さい。　（本当に大ざっぱ）笑。

実は英検２級の範囲ってすごく広いんですよ。知ってましたか？！

TOEIC７００点の方は、英検２級も準１級も両方の範囲内なんですよ。それだけではなくTOEIC400点以下の方でも英検２級に合格するケースがあるそうです。

では英検２級というのはレベルが高いのか？？？？

答えは、「NO！」

航空会社側からすると２級と準１級取得じゃ全然違います！！！私が勤めていた外資では２級じゃ門前払いされてしまいます…。
厳しいですがそれが現実です。

英語が苦手なLALAでさえ英検２級は高校生の時に取得しました。　←　まぐれ！　笑。

実際に英検２級の問題レベルは高校卒業程度とされています。

あなたが、もしTOEIC７００点を取れる実力があるなら、英検２級ではなくTOEIC７００点を取得してください。どうしても英検を取りたいなら英検準１級を取得してください。でないとあなた自身が損をしてしまいますよ！

日系を受ける方は　【英検２級、またはTOEIC600点以上】　などの、それぞれの会社の基準をクリアしていればOKです！

でも、もし募集要項に　【TOEIC●●点】　としか書いていなくて、英検だとどれくらい必要！とい表記がなかったら…。微妙ですね。というのはTOEICのスコアの方が５点刻みで実力が分かりやすいんです。

英検２級じゃあなたが４００点レベルなのか？７００点レベルなのか？サッパリ分かりません。　分からないだけならいいのですが、書類審査をする側からすれば英検２級はTOEIC５００?６００点くらいにしか考えてもらえません。

実際にTOEIC600点レベルでは英検準１級に合格する人がいるからです。

英検はレベルの範囲が広すぎるんですよ！英語が出来ればそれで航空会社に合格するわけではないのですが、出来る方なのに書類審査で不合格になるのは、もったいないですよ！！

ご自分の実力診断にもなりますし、英語の筆記の練習にもなります。TOEIC受けてみませんか？？！　←　もうコレばっか！　笑。ちなみに私はTOEICのまわし者ではありませんよ?！！　爆。