スペイン語・ポルトガル語の将来性

繰り返し言いますが、英語をマスターした人で、第二外国語を学ぼう！　としている方におススメなのは、中国語とスペイン語・ポルトガル語です。

以前から航空会社の中では、中国語の必要性は問題になっていましたが、近年それがスペイン語・ポルトガル語にも広がってきました。

理由は簡単です。

• 日本に働きにいらっしゃる南米の方の増加（自国の経済が不安定なため）
• 南米の方達は英語が苦手

第２外国語は何が良いの？中国語編でもお話した、人口別言語の５位と７位がスペイン語とポルトガル語なんです。

スペイン語（３億２２００万?３億５８００万）＋ポルトガル語（１億７６００万人）ってことは、 合計すると２位のアラビア語を抜きますよね！！

もしあなたが航空会社で働くようになって、中国のお客様で言葉の通じない方がいらっしゃった時に、最終手段として筆談＆ジェスチャーができます。筆談できる！というのは大きな意味を持っています。ここで必要最低限の会話が成立する場合があるからです。

でも、お客様がもしスペイン語しか話せなかったら？！あなたがスペイン語を勉強していない限り筆談は出来ませんよね。ジェスチャーにも限界があります。ポルトガル語だって同じです。

英語も日本語も通じないお客様に、あなたはどうやってお話しますか？？？！

もし、あなたが南米の方だったとして、言葉の通じない日本まで来て、 自分の母国語であるスペイン語やポルトガル語を話せるスタッフがいたらいいな?！なんて思いませんか？？！

海外旅行に行ったことのある人は、現地で日本語を話せる人がいたときにホッとした経験ないですか？？！

さて、ここで１つ質問です！

日本にいらっしゃる南米の方達はどの航空会社を利用しているか？あなたは言えますか？？？

では、あなたは、日本航空がブラジルのサンパウロにフライトを飛ばしていることを知っていますか？？？！

なぜ日本航空があんなに遠いサンパウロまで飛行機を飛ばすのか？

答えは簡単ですよ?！
需要があるからです！！

ヴァリグブラジル航空の路線がなくなってしまった今（２００６年）南米の方達は、日本航空のサンパウロ便を利用するか、アメリカ、カナダ系の航空会社で北米まで出て南米行きのフライトに乗り継ぐしかないのです。

しかし、アメリカ同時多発テロ以降、アメリカのビザは恐ろしく取得しづらくなっているのが現状です。

トランジットビザを取得しないと、飛行機の乗換えすら認められない南米の方達は、いつ取得できるか分からないアメリカのビザなど待っていられません！

だから日本航空に乗るんですよ?！日本航空に乗れなかったら、エアカナダのカナダ乗換えか、最悪ヨーロッパまで出て地球を1周して帰る……。（なっ長旅） 他にもルートはいろいろあるけれど、本当にお気の毒です。

ちなみにエアカナダは日本での正社員採用は、ほとんどありません。フライトアテンダントは現地採用のみです。（要カナダの就労ビザか永住権）たしか昨年（２００５年）何年ぶりかでグランドホステスの公募があったようですが、 風の噂によると採用はたったの１名。募集のないところをターゲットにしても意味がないんです。

だから日本航空なんです！！　（しつこいですね?笑?）

でも大丈夫です、日本航空じゃなくても日本から南米まで乗り継ぎでもなんらかのルートを持っている会社では、スペイン語・ポルトガル語の需要はありますから。

そして、日本人がもっとも学びやすい言語の１つがスペイン語です。

理由は発音が聞き取りやすいから。スペイン語をず?っと聴いていると日本語みたいに聴こえてくる瞬間があります。

私は１ヶ月間、中米を旅した経験があります。特別にスペイン語を勉強したことはないのですが、たった１ヶ月の旅でもスペイン語を
聴き取れて何を言っているのか理解できるようになりましたし、片言で会話もできるようになりました。

私が語学が得意だからできるんだろうって思うかもしれないけど、 旅先で出会った日本人旅行者は英語が話せない人でも、みんな１?３ヶ月間現地でスペイン語学校に通っただけなのに、スペイン語がぺらぺ?らになっていましたよ！！

最近では、タイ人や韓国人の方々の旅行客も増えてきました。

第二外国語として必要視される言語も、その時代、時代で変わってきます。

大切なことは、将来も見据えてどの国の言葉を学ぶか決める必要があるということです。

最終的に選択するのはあなたです！
後で公開しないために、しっかり選んでくださいね。